矯正歯科診療

通院開始時点から口腔状態を観察させていただき、患者さんにとって最適な時期に最良の方法で矯正治療を行えるように努めてまいります。

また、態癖を考慮した矯正治療に取り組んでおります。

態癖とは、指しゃぶりや唇を噛む癖、だけではなく寝相や頬杖、足の組み方や仕事で長時間同じ姿勢をとっていることなども含まれています。

開院以来、当クリニックでは 190名(平成24年3月末まで)の患者さんの矯正治療を行ってきました。

大学病院などで骨格的な異常を指摘されセカンドオピニオンを求めて来院される患者さんもいらっしゃいます。

骨格的な不正があるために外科的な解決法を提示され、悩まれているお子さんや保護者の方に接するたびに私たちの思いは複雑でした。なぜならば、もし私たちの子供や、家族、愛する人が同じ状態であっても、オペを自信もって勧められるか考えたからです。

もちろん、外科的に矯正治療しなければならないケースはあります。外科矯正を否定しているわけではありません。

ただし、クリニックによって同じ患者さんに提示できる矯正治療のアプローチは異なるということです。

良い、悪いということではありません。

矯正治療のゴールはよく登山に例えられます。目指す頂上はみな同じでも、ルートやペースは異なります。

できるならば、そのルートやペースは期間が短く、負担も少ない方がいいのです。

そして、私たちは子供や家族、愛する人に自信を持って勧められる矯正治療をしたいと考えて日々研鑽を重ねています。

 

歯並びはなぜ悪くなるのでしょうか?

遺伝的な要因もあれば、後天的(環境的)要因もあります。その要因は複雑に絡み合いしばしば矯正治療を迷路におとしいれます。

正直に申し上げると、当クリニックでも少数ではありますが矯正治療の迷路にはまってしまったことがあります。

矯正治療の迷路とは、理想としているポジションまでうまく歯が移動してくれない、または顎のゆがみがどうしても改善できない、患者さんの理想としている審美性が得られないなど多岐にわたります。

過去の反省も踏まえ私たちは常に進歩し続けています。

そして、歯並びを悪くしている要因を根本的に突き止め、原因に対してアプローチできる矯正治療を選択しています。

そこでたどり着いた要因が態癖であり呼吸です。

すでにその人にとっては何の違和感もない自然な習慣であっても、気がつかない間に顎をゆがませ、顎の関節に負担をかけ、

歯並びを崩し全身の姿勢をアンバランスにします。

矯正治療において、態癖改善のアプローチを加えてから当クリニックの治療レベルが飛躍的に向上しました。

それもそのはずです。なぜなら原因にアプローチしているからです。

近年の矯正装置の進歩は目覚しいものがあり、当クリニックもその恩恵を受けています。

ただし、矯正装置で形態を整えることはできても患者さんの機能を改善することはできません。

正しい形態や審美が得られると、正しい機能が結果的に得られることはあります。

ただし、矯正治療が長期間になってしまったり、矯正治療後に大きな後戻りがあるときは態癖を考慮する必要があります。

歯並びが悪くなる原因に遺伝的な要因を挙げましたが、親子で歩き方や姿勢、話し方が似ているように態癖までも受け継いでしまっている場合が多いのです。矯正治療において遺伝子を変えることはできませんが、態癖を変えることはできるかもしれません。

私たちは乳歯が生えたてのお子さんから、歯周病に罹患した高齢の患者さんまで矯正治療を手がけております。

それぞれの患者さんのライフステージに応じた矯正治療が提案できると自負しております。
当クリニックではDr.R.G.Allexanderが開発したストレートワイヤーテクニックを用いています。そして、現在はその矯正装置の進化版とも言えるDamon System を採用しています。
シンプルかつシステマティックな治療が可能となり、患者さんの矯正治療に伴う苦痛をこれまでよりも少なくすることができました。
治療に用いられるブラケットは従来のブラケットより小さく患者さんの違和感も少なくなりました。

そして、金属性ブラケットと透明のブラケットの選択が可能となり矯正治療中の審美的な問題も軽減されました。
歯並びをきれいにする事だけでなく上下の噛み合わせをよくする事で口元を整えると同時に食べ物をよく噛めるようにします。

また、顔やからだのバランスを整え、姿勢が良くなり、呼吸が無理なくできるような気道が確保されます。
さらには発音を明瞭にさせるとともに虫歯や歯周疾患の発生を予防し、お口の健康を一段と増進させるでしょう。
また、口元の審美的なコンプレックスの改善は精神的な安定を確立する事に役立ちます。
矯正治療に興味のある方は一度コンサルテーションを受けられることをお勧めします。

 

日本成人矯正歯科学会会員