歯にまつわるお話

噛み合わせの歪みはカラダの歪み

噛み合わせは全身バランスのひとつです。噛み合わせが悪いと全身の姿勢が歪みます。
姿勢の歪みは、噛み合わせを歪ませます。
ニワトリが先か?タマゴが先か?
噛み合わせが歪むから、カラダが歪むのか?
カラダが歪むから、噛み合わせが歪むのか?
日常臨床の中で、これまで、どうしても噛み合わせの歪みが直せないことを経験してきました。
歯の被せモノは、模型上でも、口の中でも完璧に適合し、噛み合わせの高さも問題ない。
なのに、何故?
噛み合わせの歪みは、アゴのズレを引き起こします。アゴのズレは顔の歪みを生み、顔の歪みはカラダの歪みを生みます。
歯の位置が変化しづらいのに比べ、アゴの関節は緩やかにつながっています。イメージとしては頭に対して下アゴがぶら下がっている状態です。ですから、アゴの位置は変化しやすいのです。
アゴの歪み、顔の歪みを放置したまま噛み合わせが安定するでしょうか?
歯の治療や歯並びの治療だけでは、歪みの解決にはならないかもしれません。
皆さんは、それぞれ壷を持っています。その壷の名前はキャパシティー(許容度)といいます。
精神的ストレス、アゴの歪み、噛み合わせの歪み、頬杖、うつぶせ寝、歯ぎしり、食いしばり、などでキャパシティーという壷はアッという間にあふれてしまいます。
皆さんのキャパシティーは、その日の体調によって大きくなったり小さくなったりします。
また、壷に入れられるストレスや歪みも変化します。
バランスが崩れ、キャパシティーからあふれた出た時に、痛みや不快症状があらわれます。
皆さんのカラダのバランスを崩してしまう、生活習慣や態癖、姿勢に気づいていただき、改めてもらうことがバランスを整える第一歩なのです。

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