力のコントロール
歯を失う原因は、虫歯や歯周病だけではありません。
高齢社会を迎え、長寿国となった日本においてこれまであまり考えなくてもよかった問題が明らかになってきました。
それは、力です。力がかかればかかるほど虫歯の進行が早くなります。
力のかかる歯が歯周病になれば、その歯はすぐにグラついてきてしまいます。
力をコントロールするには良い噛み合わせが大切になります。
ですから失ってしまった歯があれば、正しい方法で補わなければならないのです。
そして、バランスのとれた噛み合わせを確立し、正しい機能を手に入れなければなりません。
正しい機能とはここでは・・・・・
咀嚼:噛むこと
嚥下:飲み込むこと
呼吸:息を吸ったり吐いたりすること
発音:話すこと
・・・・などをいいます。
私たちは歯科医療だけでなく、口腔医療を提供します。
削って埋める治療、投薬にたよる医療、また対症療法でなく、根本的な治療、さらに予防の概念を大切にしています。
さらに、ライフステージに合わせた治療も必要になります。
すでに歯並びの確立してしまっている方にはなるべくバランスのとれた治療を心がけています。
しかし、完成してしまった骨格を変えるのはとても難しいのです。
ですから、成人を迎える前のお子さんに美しい形態(歯並び)と正しい機能を手に入れていただきたいのです。
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